小学校の高学年になってくると友達と遊ぶ機会が増えたり
塾や部活等で忙しくなり、歯医者に来なくなる子供が多いです。
むし歯になっても治療せずに放置してしまっている患者さまも多くいます。
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生えかけの永久歯はむし歯になりやすい
乳歯から永久歯に生え変わった段階ではまだ歯の組織がしっかりと出来ていないこともあるので
大人に比べてもむし歯になりやすい傾向があります。
むし歯になっても忙しいからと放置しているとせっかく生えた永久歯を削らないといけなくなったり、
神経を抜く処置をしないといけなくなる可能性もあります。
また、抜歯になってしまうともう歯は生えてこなくなりますので、むし歯になりやすいこの時期は特に気を付けましょう。
詰め物や被せ物をしたから大丈夫ではない
勘違いされてらっしゃる患者さまも多いですが
詰め物や被せ物をしたから生涯大丈夫ということは絶対にありません。
これらのものは年月が経てば劣化していくものです。
被せ物がずれたり、ヒビが入ったり、かけたりした場合は中の歯でむし歯が進行していたり
歯周病が進んでいたりする場合があります。
歯周病の進行は気づかない人がほとんどなので、定期的に歯医者を受診しましょう。
神経を抜くと歯が弱りやすい
痛くなったら神経を抜けばよいと考えている患者さまもいらっしゃいますが
神経を抜いた歯は抜かない歯よりも歯の寿命が少なくなってしまいます。
神経が無い歯は平均して本来の寿命よりも10年ほど短くなると言われています。
これには神経がないことによって歯に栄養が行き届かなかったり、歯に問題が起きても感じにくい状態になってしまうからです。
勿論、歯の寿命は神経だけで決まるものではありませんが重要な要素の一つです。
永久歯が生えて間もないタイミングで神経を抜くような決断にならないようにしっかりと日々のお手入れをしましょう。
忙しいからこそ、定期検診にしっかりと通おう
忙しい時は日々の歯のお手入れも雑になりがちです。
永久歯は一生に渡る子供の財産なので、痛みが出てないからOKではなく
痛みが出てないからこそ歯医者に行って定期検診を受けましょう。
早いタイミングで見つかったむし歯であれば簡単な処置で終わります。
高学年のお子さまにも仕上げ磨きを行おう
仕上げ磨きは乳歯の時だけと思ってらっしゃる親御さまも多いですが
生えかけの永久歯はむし歯になりやすい状態のため
大人が仕上げ磨きをしてあげた方が良いです。
中には嫌がるお子さまもいるかもしれませんが、歯の問題は当人が一番疎かになりやすい問題です。
子供の将来のためにもより良い選択をとってあげましょう。
当院は小児歯科担当の歯科医師が接します。
当院では通常の歯科医が小児も一緒に見ている、という歯医者が多い中
小児歯科のことをしっかりと学び、経験を十分に積んだ歯科医師がお子様の治療にあたります。
お子様のことを第一に考えた治療を行っておりますので
小児歯科であれば、ぜひ当院にご相談ください。