「歯並びを治したいけれど、矯正や差し歯の治療は大掛かりになりそうで、つい先延ばしにしてしまう……」という患者様は少なくありません。しかし、歯並びの乱れは単に見た目の問題だけではありません。実は、放置しておくことでお口の中だけでなく、全身の健康にまで悪影響を及ぼす「トラブルの引き金」になることがあるのです。今回は、歯並びの悪さが引き起こす具体的なリスクについて詳しくお話しします。歯並びの悪さで起こりうる8つのトラブル歯並びが乱れていると、特定の歯に過度な負担がかかったり、汚れが溜まりやすくなったりします。① 歯が割れる・欠ける歯並びが悪いと、噛む力のバランスが崩れます。特定の歯だけに強い力が集中し続けると、その負荷に耐えきれず、歯が欠けたり割れたりすることがあります。 また、歯の根元が「くさび状」に削れてしまうこともあり、そこからむし歯や口臭が発生する原因にもなります。② 歯周病の進行噛み合わせのバランスが悪い状態が続くと、歯を支える骨(歯槽骨)に無理な力がかかり、骨が溶けやすくなります。そこに磨き残しによる炎症が加わると、歯周病が急速に進行します。重症化すると、大切な歯を抜かなければならない状況にもなりかねません。③ 知覚過敏を引き起こす噛み合わせの負担で歯ぐきが下がってしまうと、歯の根っこが露出してしまいます。根っこはエナメル質がないため刺激に弱く、冷たい飲み物や風がしみる「知覚過敏」の症状が出やすくなります。④ 前歯で噛み切りにくい前歯が正しく噛み合っていないと、食べ物を噛み切ることが難しくなります。その分、横の歯や奥歯に負担が分散され、他の歯の寿命を縮めてしまうことにつながります。⑤ 口臭の原因になる歯が重なり合っている部分は、どれだけ丁寧に磨いても汚れ(プラーク)が溜まりやすくなります。そこで繁殖した雑菌がガスを発生させ、なかなか消えない独特な口臭の元となります。⑥ むし歯リスクの高まり口臭と同じく、磨きにくい部分にはプラークが定着し、むし歯ができるリスクが格段に上がります。普通の歯ブラシだけでなく、タフトブラシやデンタルフロスなどの補助用具を駆使しなければ、健康な状態を維持するのが難しくなります。⑦ 発音が不明瞭になる歯と歯の隙間から息が漏れることで、会話の際に発音がはっきりしなくなることがあります。特にサ行などの発音に影響が出やすく、無意識に舌で隙間を塞ぐような「舌のクセ」がついてしまうこともあります。⑧ 顎関節症(がくかんせつしょう)左右の噛み合わせのバランスが悪いと、片方の顎の関節だけに負担がかかります。これが長く続くと、顎を動かす時に音がしたり痛みが出たりする「顎関節症」を引き起こします。噛み合わせの乱れが全身に及ぼす影響顎関節症を放置すると、顎周りの筋肉のバランスが崩れ、それが首や肩のコリ、さらには背骨や骨盤の歪みへと波及することがあります。 「たかが歯並び」と思われがちですが、実はお身体全体のバランスを整えるための重要な土台なのです。まとめ歯並びの改善は、一生を通じて自分の歯で美味しく食べ、元気に過ごすための「未来への投資」です。少しずつでも改善していくことで、むし歯や歯周病、そして全身のトラブルを防ぐことができます。お口のことで気になることがあれば、どんな小さなことでもよしむらファミリー歯科 イオンビッグ香芝院へご相談ください。患者様に満足していただき、笑顔でお帰りいただけるよう、スタッフ一同全力でサポートさせていただきます。