皆さまは、歯科医院で「寝る時にマウスピースをつけてください」と勧められたことはありませんか? 最近では「インビザライン」などのマウスピース矯正も普及していますが、実は「歯を守るため」に夜間の装着を提案するケースも非常に多いのです。今回は、夜間にマウスピースをつけることで得られる具体的なメリットと、その重要性について詳しく解説します。1. 顎関節症の負担を和らげる「口を開ける時にカクカク音がする」「あごの関節が痛む」「口が開きにくい」といった症状をまとめて「顎関節症」と呼びます。原因は、噛み合わせの問題や、頬杖をつく癖、片側の歯ばかりで噛む習慣など、あごへの負荷が偏ることにあります。寝ている間にマウスピースを装着することで、あごの関節にかかる過度な圧力を分散させ、筋肉の緊張を緩和します。音を完全に消すのは難しい場合もありますが、継続的な使用によって痛みや動かしにくさは徐々に軽減されていきます。2. 無意識の「歯ぎしり・くいしばり」から歯を守る寝ている間の「歯ぎしり」や「くいしばり」は、ご自身が思っている以上に強力な力が歯にかかっています。朝起きた時にあごが疲れている歯ぐきが重苦しい、浮いた感じがする歯の先端が削れて平らになっているこうした自覚症状がある方は、睡眠中に無意識に力を入れている可能性が高いです。マウスピースを装着すれば、その力が1本の歯に集中するのを防ぎ、歯全体に分散させることができます。これにより、歯が割れたり折れたりするトラブルを防止できるだけでなく、詰め物(コンポジットレジン)や被せ物(セラミック等)が外れたり壊れたりするリスクも大幅に減らすことができます。3. 矯正治療をスムーズに進めるためにインビザラインなどのマウスピース矯正を行っている場合、夜間の装着は欠かせません。矯正用マウスピースは、食事以外のほぼ1日中装着することで、歯を理想的な位置へと少しずつ移動させます。寝ている間もしっかり装着することで計画通りに歯が動き、美しい歯並びへと導いてくれます。4. マウスピースは歯科医院で作りましょう最近では自宅で手軽に作れる市販のマウスピースも見かけますが、歯科医師としては歯科医院でオーダーメイドで作製することをお勧めします。マウスピースは、お一人おひとりの歯の形、角度、上下の噛み合わせ、そしてあごを動かした時の接触具合まで計算して調整する必要があります。 合わないマウスピースを使い続けると、効果が得られないばかりか、逆に歯並びが悪くなったり、あごの痛みが悪化したりする恐れがあります。当院では、噛み合わせを熟知した歯科医師が精密な型取りを行い、患者様の症状に合わせた最適なマウスピースを作製・調整いたします。よしむらファミリー歯科が大切にしていること「朝起きるとあごが痛い」「家族に歯ぎしりを指摘された」という方は、ぜひ一度ご相談ください。当院はイオンビッグ香芝院の中にあり、お買い物ついでに定期的なメンテナンスやマウスピースの調整にお立ち寄りいただけます。一生を通じて、また世代を超えて患者様の「健康」をサポートできるよう、日々精進しております。