歯並びの矯正治療は子どもの早い段階から始めた方がいいと言いますが
具体的に何歳くらいからが適齢なのか、大きくなってからはだめなのか等
不明点も多いかと思います。今回はその点解説していきます。
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大きくなってからの矯正は負担がよりかかる
こどもの矯正には1期治療と2期治療と言われるものがあります。
【当院の1期治療】5歳から8歳くらいまでに始めます
まだ永久歯よりも乳歯の割合が多い時期が、1期治療の時期となります。
永久歯がきれいに生えそろうよう、上下の顎のバランスや大きさなどを整える矯正が中心となります。
【2期治療】9歳から
乳歯から永久歯に変わってくる時期から、二期治療の範囲となります。基本的な治療方法は大人の矯正とほぼ同じです。
お子さまの歯の状態等を考慮して必要に応じて2期治療に移行します。
抜歯の負担
矯正治療をしたいが顎の成長が十分にできず、これ以上の顎の成長が見込めない場合は
抜歯を伴う矯正治療を行わなければならない可能性があります。
顎の成長が十分でない歯並びは叢生と呼ばれる矯正治療の中でも負担が大きい状態になる可能性があります。
なので、こういう状態を避けるためにも1期の段階から顎の成長を促す矯正治療を始めることが重要です。
2期治療が必要になった人も1期である程度の矯正が出来ているので負担が少ない
矯正治療は歯を動かす距離が長ければ長い程、身体への負担や矯正期間も長くなりがちです。
いきなり2期治療から始める人よりも1期の段階で顎の発達やある程度の矯正が出来ている人の方が
そういった負担も少なく矯正治療が可能です。
多感期の矯正治療の負担
見た目への負担
2期治療に入る場合、お子さまは友人との付き合い等も増えてくる時期です。
また小学生の高学年くらいからは思春期に入ってくるお子さまもいらっしゃいます。
この多感な時期はワイヤー矯正等の見た目への負担を気にされるお子さまも多いです。
2期でも矯正治療をするお子さまがいらっしゃいますが、1期の段階で
私生活への負担
現在では若年層からもマウスピース矯正等が使えますので、見た目への負担が軽減されるにしても
矯正治療での食生活を含む私生活の負担を感じるお子さまも多いです。
2期の段階では友人と遊びに行く機会も増えると思いますが
矯正治療中は歯のお手入れや着用時間、食べ物等、ルールがありますがこれを上手く守れず
結果的に治療期間も長くなり、家計への費用負担も多くなる、ということがよくあります。
歯並びを治したい場合はなるべく1期治療の段階からスタートしよう
費用面でもお子さまへの負担面で考えても早い段階から矯正治療を始めた方がお得です。
通常の歯科医が小児も一緒に見ている、という歯医者が多い中
小児歯科のことをしっかりと学び、経験を十分に積んだ歯科医師がお子様の治療にあたります。
また、大人の矯正治療も行っている歯科医師ですので、安心して任せてください。
お子様のことを第一に考えた治療を行っておりますので
小児矯正であれば、ぜひ当院にご相談ください。